デザイナーの案件獲得方法とは?稼げるフリーランスに共通するスキル
「デザインを学べば、フリーランスとして稼げるようになる」
そう思って、Photoshopやイラストレーター、Webデザインの勉強を始めた人は多いのではないでしょうか。
けれど実際には、スキルを身につけたのに案件が取れない、取れても単価が上がらない、といった声を数え切れないほど聞いてきました。
私たちが運営するスクール「ニュークリエイト」には、これまで年間3000人近くの方から相談が寄せられていますが、そこで見えてきたのは「デザインが上手いかどうか」と「稼げるかどうか」は、実はあまり関係がないという事実です。
この記事は、実際にセミナーでお話しした内容をもとに、これからデザインで副業・フリーランスを目指す方に向けて、案件を獲得し続けるために本当に必要な考え方をまとめました。
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無料で個別相談を予約する ➜なぜ「デザインができる人」ほど稼げない?

まず知っておいていただきたいのは、フリーランスの平均年収は低い方で約200〜300万円で、年収1000万円を超える人はそのうち1割弱ほどしかいないという現実です。
SNSでは「誰でも簡単に月100万円」といった発信をよく見かけますが、実際はそれほど甘くありません。では、なぜ多くの人がデザインを学んでも稼げないままなのでしょうか。そこには共通する4つのつまずきがあります。
学ぶことに時間を使いすぎて疲弊してしまう
デザインで副業を始めようとする人が最初に陥りやすいのが、インプット過多です。
「Photoshopは学んだ方がいいのか」「Canvaで十分なのか」「イラストレーターも必要か」と、ツールの習得そのものが目的化してしまい、学ぶことに疲れて挫折してしまうケースが非常に多く見られます。
ツールを覚えることと、それでお金を稼ぐことの間には、実は大きな距離があるといえるでしょう。
「売れるデザイン」と「好きなデザイン」は違う
次に多いのが、自分が作りたいデザイン、綺麗だと思うデザインを追求してしまい、クライアントが本当に求めているデザインを提供できていないというケースかもしれません。
副業やフリーランスとして活動する以上、大切なのは自分の好みではなく、依頼者が「これなら発注したい」と思えるデザインを作れるかどうかです。
この視点の違いに気づけないまま活動を続けると、いつまでもクライアントワークとして成立しません。
いいデザインが作れても、案件にはつながらない
これは意外に思われるかもしれませんが、採用の現場で数多くのデザイナーと接してきた中で感じるのは、デザイン力自体は高いのに「この人に任せて大丈夫だろうか」と不安にさせてしまう方が本当に多いということです。
原因は明確で、営業力やクライアントとのやり取りの経験が不足しているからといえるでしょう。どれだけデザインが上手くても、それを仕事として成立させる力がなければ、案件にはつながりません。
共通しているのは「フィードバックをもらっていない」こと
上記3つのつまずきに共通する根本原因が、フィードバックを受け取る環境にいないということです。フリーランスは基本的に一人で活動するため、自分のやり方の何が間違っているのか、指摘してもらう機会がありません。
実際に採用面接でフリーランス歴を聞くと「1年半です」という方でも、月収は5〜6万円ということが少なくありません。
壁にぶつかった時、それに気づかせてくれる誰かがいるかどうかが、想像以上に大きな差を生みます。
案件を獲得し続けるカギは「案件獲得スキル」にある!

デザインスキルを磨くことは、フリーランスとして活動していく上で欠かせない土台です。
ただ、私たちがこれまで数多くの相談を受けてきた中で見えてきたのは、デザインスキルを磨くことと、そのスキルで案件を獲得し続けることの間には、もう一段階のステップがあるということです。ここを整理しておきたいと思います。
デザインスキルは、案件獲得の入り口に過ぎない
デザインは、数あるスキルの中でも副業・フリーランスとして始めるハードルが低く、とても良い入り口です。ただし、デザインスキルを磨くことと、それを使って安定した収入を得ることは、実はイコールではありません。
ここを同じものだと捉えてしまうと、スキルの習得ばかりに時間を使い続け、いつまで経っても収益にはつながらないという状態に陥りやすいのです。
デザイナーとして活躍し続けるためには、スキルにもう一つの力を掛け合わせる必要があります。
スキルより「案件獲得スキル」が7割
デザインスキルさえ身につければ何とかなる、という考え方は危険です。フリーランスのほとんどは「スキルは身につけたけれど、お金になっていない」状態に陥ります。
実際に必要なのは、デザインスキルそのものよりも「案件を獲得するためのスキル」です。
極端に言えば、スキルはオンライン秘書でも営業でも何でも構いません。大切なのは、そのスキルを収益に変える力を持っているかどうかです。
「わかる」と「できる」は違う——薔薇の漢字が教えてくれること
セミナーの中で毎回行っているワークがあります。「薔薇」という漢字、読むことはできても、実際に書けますか、という問いかけです。
ほとんどの方が「読める」のに「書けない」ことに気づきます。これはまさに、知識として知っていることと、実際にできることの間には大きな壁があるという象徴です。
この壁は一つではありません。まず「知る」ことで超える知識の壁、実際にやってみることで超える行動の壁、なぜうまくいかなかったのかに気づく気づきの壁、そして繰り返すことで上達する技術の壁があります。
さらに、それを常にできる状態にし続けるためには、習慣の壁を超える必要があります。副業やフリーランスとして継続的に稼ぐということは、この習慣の壁を超えた先にしかありません。
だからこそ、学ぶ時間の割合を3割に抑え、残り7割を行動に使うという意識が重要といえるでしょう。
なぜ今「SNSデザイン」が案件を獲得しやすいのか

デザインと一口に言っても、種類はさまざまです。中でも私たちが特におすすめしているのが「SNSデザイン」です。
グラフィックデザイン・Webデザインとの違い
看板やパッケージなどを手がけるグラフィックデザイン、Webサイトを構成するWebデザインは、それぞれ昔からある専門領域で、すでに多くの実力者が活躍しています。
これに対してSNSデザインは、InstagramやX、YouTubeのサムネイルなど、SNS上で使われるデザインに特化した比較的新しい領域です。
グラフィックデザインが得意な人にSNS投稿を頼んでも、逆にWebデザインが得意な人にSNS投稿を頼んでも、なぜかしっくりこないデザインになってしまうことがあります。それぞれ求められる感覚が異なるからです。
SNSデザインの需要が伸び続ける理由
SNSデザインをおすすめする最大の理由は、単純に需要が多いからです。SNSで情報発信をする個人や事業者は年々増え続けており、企業だけでなく、個人でお店や事業を営んでいる方からの依頼も豊富にあります。
継続的な発注につながりやすく、リピート性が高いのも特徴です。
決裁権を持つ相手と直接やり取りできる
大企業への営業はハードルが高く感じるかもしれませんが、個人事業主や小規模店舗であれば、決裁権を持つ本人と直接やり取りできるケースがほとんどです。
「上司に確認します」といったプロセスがない分、話が早く進みやすく、単価交渉もしやすいという利点があります。
単価のリアルな相場
InstagramのフィードでよくみるSNS投稿デザインは、10投稿で5000〜8000円ほどから依頼されることが多く、月20投稿であれば10万〜15万円という単価になることもあります。
またスライド資料の作成では、1ページあたり2000円前後で依頼されるケースもあり、100ページ規模の資料であれば20万円ほどの案件になることも珍しくありません。
特別な専門ツールがなくても、CanvaのようなツールとAIを活用すれば、これらのデザインは十分に対応可能です。
月収20万円までの6ステップ

では実際に、案件を獲得できるようになるまでにはどのようなステップを踏めばよいのでしょうか。全体像は次の6つです。
ステップ1 需要のあるスキルを獲得する
最初のステップは、ここまでお伝えしてきたようなSNSデザインなど、市場で需要のあるスキルを身につけることです。
特別なツールを極めることが目的ではなく、依頼につながりやすい領域を選ぶことがポイントとなります。
ステップ2 ポートフォリオ(実績)を作成する
次に必要なのが、自分が何を作れるのかを示す「ポートフォリオ」の作成です。ここまでは、Canvaのような無料ツールを使えば独学でも十分に到達できます。
実際、多くのスクールが教えてくれるのもここまでで、問題はこの先なのです。
NewCreate卒業生の一人も、未経験からの学習でバナー作成の段階に一度心が折れかけたと振り返っていますが、そこを乗り越えられるかどうかが最初の分かれ目になるでしょう。
ステップ3 企業が求めていることを理解する
ポートフォリオができると、案件が取れる気がしてしまいますが、ここからが本当のスタートです。
大切なのは「どうすれば案件が取れるか」ではなく「どんな人になら任せたいと思ってもらえるか」という視点に切り替えること。
クライアントが本当に求めているものを理解し、言われたことをそのままやるのではなく、一歩先回りして提案できる存在になることが、案件獲得のカギとなります。
ステップ4 数字から逆算して計画を立てる
目標の月収から逆算して、何人のクライアントを獲得する必要があるのか、そのために新規開拓すべき顧客数はどれくらいか、といった計画を具体的に立てることです。
「20万円稼ぎたい」という気持ちだけでは、いつまで経っても現実にはなりません。
10万円の案件を2件獲得するのか、5万円の案件を4件獲得するのか、というところまで細分化して初めて、計画は行動に落とし込めます。
ステップ5 案件獲得のための営業活動を行う
計画ができたら、実際に営業活動に取り組みます。ここで重要なのが、いきなり商談に臨むのではなく、事前リサーチを徹底することです。
どんな企業になら自分のスキルが刺さるのか、どんな提案ができるのかを事前に調べておくだけで、成果は大きく変わるでしょう。
NewCreateで学んだ方の中にも、思うように成果が出ない時期に他の受講生と直接話す機会を得て行動量が一気に増え、そこから2ヶ月ほどで案件が安定した方もいます。
ステップ6 営業力を磨き続ける
案件を獲得した後も、営業力を磨き続けることが欠かせません。できる状態で満足するのではなく、できている状態を維持し続けることが、安定した収入への道です。
「環境にいるだけでなく自分から使い倒す」意識を持ち続けたことが、行動が途切れない一番の理由だったとの振り返りが、NewCreateの卒業生にも多く見られます。
「安心して発注できる層」になるということ

案件獲得スキルを身につけていく先にあるゴールが、「安心して発注できる層」に入ることです。
ライバルが実質ゼロになる場所がある
クラウドソーシングサイトを見ると、1枚10円といった単価で消耗している案件も少なくありません。一方で、月に100万円以上を安定して稼ぐ人も確かに存在します。
この差を生んでいるのが、発注する側から見て「安心して任せられる」と思われているかどうかです。
この層に到達すると、実質的にライバルがいない状態になり、営業をすれば依頼されることの方が多くなっていきます。
事前リサーチをしてから商談に臨む
安心して発注できる層に行くための入り口は、やはり準備です。
相手がどんな課題を抱えていて、自分に何を求めているのかを理解してから商談に臨む人と、勢いだけで商談に出て何も答えられずに終わる人とでは、成果に大きな差が出ます。
フィードバックをもらえる環境に身を置く
多くの人が最初の1〜2ヶ月は「営業しても返事が来ない」といった苦しい時期を経験します。ここで重要なのは、一人で抱え込まずに、フィードバックをもらえる環境に身を置くことです。
「この送り方なら反応が来るかもしれない」「この強みを打ち出してみて」といった具体的な助言を受け続けることで、少しずつやり方がわかるようになっていきます。
習慣化すれば、案件は向こうからやってくる
フィードバックを受けながら行動を続けていくと、3〜4ヶ月ほどで多くの人が「案件はもう十分なのに、依頼が来てしまう」という状態に変わっていきます。
これは決して魔法ではなく、案件獲得という行動が習慣として定着した結果です。習慣の壁を超えることさえできれば、誰に言われなくても案件を獲得し続けられる状態になるでしょう。
結果を出す人が大切にしている考え方

最後に、スキルや行動と同じくらい大切な、マインドの部分についてお話しします。
目先の利益ではなく、長期で利益を追う
「今は忙しいから、学習は後回しにしよう」というように、緊急ではないけれど重要なことを先送りにしてしまう人ほど、成果が出にくい傾向があります。
大切なのは、短期でどれだけ得をするかではなく、1年後、5年後、10年後を見据えて今何をするべきかを考えることです。
仮に今月15万円を稼げるようになれば、年間で180万円、10年続ければ1800万円になります。長期で捉え直すことで、今すべき投資の見え方は大きく変わるのです。
情報メタボ・ノウハウコレクターにならない
SNSやYouTube、書籍など、情報を得られる場所はいくらでもあります。しかし情報を集めすぎると「学んでいることが行動していることだ」と錯覚してしまい、実践が伴わなくなります。これは私たち自身も経験した失敗です。
ノウハウをたくさん知っていても、実行が伴わなければ結果にはつながりません。
ノウハウは10割、実行は9割
結果が出る人に共通しているのは、正しいと思ったノウハウをそのまま実行に移す割合が圧倒的に高いということです。
逆に結果が出ない人ほど、情報収集ばかりに時間を使う「ノウハウコレクター」になりがちかもしれません。
ノウハウが10割正しいとしても、実行が伴わなければ意味がありません。実行9割という意識を持てるかどうかが、成果の分かれ道になります。
「早く始めること」が最大の長期利益になる
最後に伝えたいのは、行動を先延ばしにすることのコストです。何かを始めるかどうか迷っている期間は、失敗もしない代わりに、何も生まれません。
振り返ってみると「もっと早く始めればよかった」と感じる人がほとんどです。3年迷えば、得られたはずの3年分の成果と時間を失うことになります。
完璧な準備が整うのを待つのではなく、今日から一歩を踏み出すこと自体が、最も確実な長期投資だと言えるでしょう。
セミナー参加者からよくあるQ&Aまとめ

ここでは、実際にセミナーの参加者から寄せられた質問の中から、案件獲得に直結するものをまとめました。
決裁権とは何ですか、誰と交渉すればいいですか?
決裁権とは、その仕事を発注するかどうかを最終的に決められる権限のことです。
会社によっては部長や社長の承認が必要になるケースもありますが、個人事業主や小規模な店舗であれば、目の前の相手がそのまま決裁権を持っていることがほとんどです。
承認プロセスを挟まずに直接やり取りできる分、話が早く進みやすく、単価の交渉もしやすくなります。
提案を考えるのが難しいのですが、どうすればいいですか?
最初から自分ひとりで正解の提案を考える必要はありません。大切なのは、企業が何を求めているのかを教えてもらえる環境に身を置くことです。
フィードバックを受けながら提案の型を学んでいけば、次第に「この提案なら通る」という感覚がつかめるようになります。
どんなツールを使えば稼げるようになりますか?
Canvaのような無料ツールでも十分にSNSデザインは作れます。前提として、ツールの種類そのものは重要ではありません。
Photoshopやイラストレーターのような専門ツールを完璧に使いこなす必要はなく、大切なのはツールの習熟度ではなく、案件を獲得するためのスキルです。
「いつかやろう」と思いつつ踏み出せずにいます。どうすればいいですか?
セミナーの中で参加者に「いつから副業やフリーランスに興味を持ちましたか」と尋ねると、「1年前」「2年前」「4年前」と答える方がとても多くいます。
続けて「いつまでに成果を出したいですか」と聞くと、多くの方がその場で初めて「半年後」「1年以内」といった具体的な期限を口にする方が多い印象です。
つまり、行動できない一番の原因はやる気の問題ではなく、いつまでに何を達成するかを決めていないことだといえるでしょう。期限と目標の数字を先に決めてしまえば、そこから逆算して今日やるべきことが自然と見えてきます。
案件を獲得し続けるデザイナーになるためにNewCreateで学べること

デザインで案件を獲得し続けるために必要なのは、特別な才能でも高価なツールでもなく、デザインスキルに加えて「案件獲得スキル」という視点を持ち、正しいステップをフィードバックを受けながら積み重ねることです。
とはいえ、これを独学だけで身につけるのは簡単ではありません。
NewCreateでは、デザインスキルだけでなく、案件獲得の考え方・営業の仕方・ポートフォリオの作り方までを体系立てて学べ、現役デザイナーから直接フィードバックを受けながら進められるため、我流で遠回りする時間を大幅に短縮できます。
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