「SNSデザイナーとして働きたいけれど、実際どのくらい稼げるんだろう」——収入面が気になって、一歩を踏み出せずにいる方は多いのではないでしょうか。

SNSデザイナーおよびWebデザイナーの年収について検索すると「やめとけ」といった声も目に入り、余計に不安になるかもしれません。

実際のところ、SNSデザイナー・Webデザイナーの収入は雇用形態やスキル次第で大きく変わり、働き方次第では年収1000万円を目指すことも不可能ではありません。

本記事では、公的統計や求人データをもとにした平均年収・年収中央値から、年収が高い人の特徴、収入をアップさせる具体的なコツまで、客観的な数字を交えて解説していきます。

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SNSデザイナーの収入はどのくらい?

SNSデザイナーの収入はどのくらい?

SNSデザイナーとして働くうえで、多くの人が気になるのが収入面でしょう。「稼げるらしい」という話を耳にする一方、具体的な金額はあまり知られておらず、判断材料が乏しいまま検討している人も少なくありません。

ここでは、平均年収や中央値、勤務形態・年齢による違いなど、公的な統計データをもとに数字を整理していきます。感覚や噂ではなく、根拠のある情報をもとに収入のイメージを掴んでいただければと思います。

SNSデザイナーとWebデザイナーの違いが気になる方は、「SNSデザイナーとWebデザイナーの違いは?仕事の概要や将来性も解説」もあわせてご覧ください。

SNSデザイナー平均年収は?

SNSデザイナーとは、Webデザイナーの中でもSNSデザインに特化したデザイナーを指しますが、近年需要が高まってきたばかりということもあり、年収についてのデータがあまりないのが現状です。

そこでここでは、Webデザイナーの年収データを見ていきましょう。

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」によると、Webデザイナーの平均年収は全国で539.6万円となっています。これは日本の給与所得者全体の平均と比べても遜色ない水準です。

同調査では、Webデザイナーとして働く一般労働者(フルタイム勤務者)の1時間当たり賃金は2,614円、月間の実労働時間は164時間とされており、月収換算でも安定した水準にあることがうかがえます。

残業代や賞与を含めた実質的な収入として捉えると、他の職種と比べても大きく見劣りしない金額といえるでしょう。

SNSデザイナーの年収の中央値は?

平均値だけでなく、中央値を見ることも収入の実態を把握するうえで重要です。

厚生労働省の統計は主に平均値で公表されていますが、所定内給与額別の人数割合や経験年数別の給与といった分布データも確認できます。

平均値だけでなく分布を見ることで、一部の高年収層に数字が引っ張られていないかを把握しやすいです。

Webデザイナーの給与は経験年数によって差が大きく、経験を積むほど分布の中心が高い方へ移動していく傾向があります。年収を検討する際は、平均値とあわせてこうした分布の広がりも意識しておくとよいでしょう。

SNSデザイナーの勤務形態別の収入傾向

SNSデザイナー・Webデザイナーの働き方は、正社員だけでなく、派遣社員や自営業・フリーランスなど多岐にわたります。

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)によると、Webデザイナーとして働く人のうち自営業・フリーランスの割合は62.3%と最も多く、正規の職員・従業員(39.6%)を上回っているのです。

雇用形態によって収入の得方は大きく異なり、フリーランスは案件単価や受注件数次第で正社員の平均を上回ることも珍しくありません。

SNSデザイナーの年齢別の収入傾向

一般的に、SNSデザイナー・Webデザイナーの年収は経験年数や年齢に応じて上がっていく傾向があります。

20代のうちは経験を積む段階として年収が抑えられやすい一方、実務経験を重ねる30代・40代になるとディレクションやマネジメントを任される機会が増え、収入も上昇しやすくなるでしょう。

厚生労働省の調査でも、Webデザイナーとして働く人の平均年齢は39.1歳とされており、経験を積んだ年代が中心的な担い手になっていることがわかります。

年収1000万円は目指せる?

結論として、SNSデザイナーが年収1000万円を目指すことは不可能ではありませんが、平均や中央値の水準からするとハードルは決して低くありません。

正社員として企業に所属するだけでなく、フリーランスとして複数のクライアントと契約したり、マネジメント職を兼ねたりすることで到達しやすくなるでしょう。

実際に、経験を積んだSNSデザイナーの中には、案件単価を上げたり継続契約を増やしたりすることで年収1000万円台に到達している人も存在します。

年収が高いSNSデザイナーの特徴

年収が高いSNS(WEB)デザイナーの特徴

ここからは、年収が高いSNSデザイナーに共通する特徴を8つ紹介します。同じSNSデザイナーという肩書きでも、収入には大きな差が生まれるのが実情です。

その違いを生んでいるのは、生まれ持った才能ではなく、日々の意識や行動の積み重ねであるケースがほとんどでしょう。

SNSデザイナーで大きく稼ぐために身に着けたい知識や経験したいこと、人付き合いや仕事の仕方までぜひ参考にしてください。

デザインだけではなくマネジメントやディレクションができる

年収が高いSNSデザイナーの多くは、自分の手を動かしてデザインするだけでなく、プロジェクト全体のディレクションやチームのマネジメントも担っているという共通点があります。

制作以外の役割を担えるほど、任される業務範囲は自然と広がっていくでしょう。制作進行の管理やクライアントとの折衝まで任せられる人材は代替が利きにくく、単価交渉の面でも有利になりやすい傾向があります。

周囲のメンバーをまとめる経験も、キャリアアップの後押しになるでしょう。

SNSやWebの特徴を理解している

SNSデザイナーとして高い収入を得るには、InstagramやXなど各プラットフォームごとの表示形式やユーザーの反応傾向を理解したうえでデザインに落とし込む力が欠かせません。

トレンドの移り変わりが早い分野でもあります。同じビジュアルでも媒体によって最適な見せ方は異なるため、単なるデザインスキルにとどまらない知識が評価につながるでしょう。

日頃から各SNSの投稿を研究する習慣が差につながります。競合アカウントの分析も有効な手段の一つです。

実務経験が多い

実務経験の豊富さは、年収の高さに直結しやすい要素です。案件数をこなすほど対応できるジャンルや表現の幅が広がり、クライアントからの信頼も積み上がっていきます。

似た業種の経験があるほど、初回から高い評価を得やすくなります。特に初回の取引で高く評価されるのは、過去の制作実績や具体的な成果を示せるポートフォリオの有無です。

実績を数字とあわせて示せると、より説得力が増します。継続的に実績を更新していく姿勢も評価されます。

マーケティングの知識がある

デザインの見た目だけでなく、投稿の反応率やコンバージョンにつながるマーケティングの視点を持っているSNSデザイナーは、単価交渉の場でも優位に立ちやすくなります。

数字で成果を語れることも強みになります。クライアントが本当に求めているのは「きれいなデザイン」ではなく「成果につながるデザイン」であるケースが多いためです。

この視点の違いが、選ばれる理由になります。日々の学習でマーケティングの基礎知識も押さえておきましょう。

クライアントの意図を上手に汲み取れる

依頼内容を言葉通りに受け取るだけでなく、クライアントが本当に実現したい世界観やゴールを汲み取って提案できる力は、リピート依頼や紹介につながりやすい重要なスキルです。

ヒアリングの丁寧さが信頼構築の第一歩になります。修正のやり取りが少なく済むデザイナーほど、結果的に多くの案件をこなせるため収入にも反映されやすくなります。

認識のズレを事前に減らす工夫が大切です。ヒアリングシートを活用するのも一つの方法です。

返信や作業が早い

連絡や納品のスピードが速いことも、収入が高いSNSデザイナーに共通する特徴の一つです。返信が早いだけで「頼みやすい人」という印象を与え、継続依頼につながりやすくなります。

忙しいクライアントほど、この対応力を重視します。特にフリーランスの場合、対応の早さがそのまま信頼につながり、次の案件紹介や単価アップの交渉材料になることも少なくありません。

スケジュール管理の力も問われます。複数案件を並行して抱えるほど、その差が表れやすくなるでしょう。

勉強をし続けることができる

デザインツールやSNSのトレンドは変化が早く、学び続ける姿勢がないとすぐに知識が陳腐化してしまいます。

年収が高いSNSデザイナーほど、新しい表現方法やツールの使い方を継続的にキャッチアップしています。半年前の知識が古くなることも珍しくありません。

独学だけでなく、スクールや勉強会を活用して情報をアップデートし続けている人が多いのも特徴です。学び続ける習慣そのものが強みになります。忙しい中でも学習時間を確保する工夫が求められるのです。

人脈がある

案件の多くは人脈経由での紹介やリピート依頼から生まれるため、社内外に良好な関係を築けているSNSデザイナーほど収入が安定しやすい傾向があります。

営業活動をしなくても依頼が舞い込むケースもあります。SNSでの発信を通じてつながりを広げたり、勉強会・交流会に参加したりすることも、新たな案件獲得のきっかけになるでしょう。

日頃からの関係構築が将来の収入に返ってきます。小さな信頼の積み重ねが大きな案件につながることもあります。

SNSデザイナーの将来性は?

SNSデザイナーの将来性は?

経済産業省が公表した「生成AI時代のDX推進に必要な人材・スキルの考え方2024」では、生成AIの普及によって定型的な「作業」は自動化が進む一方、独自の視点で問題を解決する力や顧客体験を追求する姿勢など、人間ならではのデザインスキルがより重要になると指摘されています。

つまり、SNSデザイナーの仕事がすぐになくなるわけではなく、AIと共存しながら価値を発揮できるかどうかが今後の分かれ目になりそうです。

実際にどのような課題があるのか気になる方は、別記事「Webデザイナーはやめとけと言われる理由8選!現実は未経験や副業でも稼げる?」もあわせてご覧ください。

SNSデザイナーで収入をアップさせる3つのコツ

SNSデザイナーで収入をアップさせる3つのコツ

ここでは、SNSデザイナーとして収入をアップさせるための具体的な3つのコツを紹介します。前章で紹介した「年収が高い人の特徴」を踏まえたうえで、今日から実践できるアクションに落とし込みました。

特別な才能や運がなくても、意識して取り組めば着実に成果へつながる内容ばかりです。まずはできることから一つずつ取り入れてみてください。

人脈を作る

収入アップの近道は、質の高い人脈を築き、紹介や継続依頼につながる関係性を増やしていくことです。

SNSでの発信や勉強会への参加を通じて接点を広げることが第一歩になります。同業者だけでなく異業種との交流も新たな案件につながります。

一度信頼関係を築ければ、価格交渉をせずとも継続的に依頼をもらえるようになり、営業コストをかけずに収入を安定させやすくなります。紹介の連鎖が生まれれば、営業活動そのものを減らすことも可能です。

営業力を磨く

デザインスキルがどれだけ高くてもそれを適切に売り込む営業力がなければ案件にはつながりません。

提案文の書き方や商談での伝え方を磨くことで、同じスキルでも受注率や単価は大きく変わります。自分の強みを言語化する練習も効果的です。

案件を獲得するための具体的なステップやアプローチ方法は、「ポートフォリオ作品がない未経験者が案件を獲得するポイント5選!」でも詳しく紹介していますので、あわせて参考にしてください。

マネジメントやディレクション、マーケティングについて学ぶ

前述のとおり、年収の高いSNSデザイナーはデザインスキルだけでなく、マネジメントやディレクション、マーケティングの知識も併せ持っています。

制作だけでなくプロジェクト全体を動かせる人材になることで、任される役割や単価も変わってくるでしょう。

独学が難しい場合は、実践的なカリキュラムを持つスクールを活用して体系的に学ぶのも一つの方法です。実務に近い課題で学べる環境を選ぶと、身についたスキルを収入に結びつけやすくなります。

SNSデザイナーになりたい人によくある質問

SNSデザイナーになりたい人によくある質問

最後に、SNSデザイナーを目指す方からよく寄せられる質問にお答えします。「未経験でも本当に大丈夫なのか」「忙しい中でも両立できるのか」といった声は、これから挑戦しようとする方の多くが感じる共通の疑問といえるでしょう。

同じような不安を抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

未経験からも目指せる?

結論として、未経験からSNSデザイナーを目指すことは十分可能です。年齢を理由にためらう方も多いですが、30代・40代から学習を始めて実績を積んでいる人も少なくありません。

大切なのは、始める年齢よりも継続する姿勢です。焦らず着実にステップを踏むことが成功への近道になります。

30代から未経験で挑戦する場合の具体的なロードマップは、「30代未経験でWebデザイナーも無理ではない?ロードマップや成功体験談をご紹介」でも詳しく解説しているので参考にしてください。

勉強の進め方は?

SNSデザインの勉強は、ツールの基本操作を学んだあと、実際にトレース課題やオリジナル制作を重ねてポートフォリオを作っていくのが王道の進め方です。

独学でつまずきやすいポイントも多いため、体系立てて学べる環境を選ぶことも重要になります。フィードバックをもらえる相手がいると上達も早まります。

より具体的な学習ステップは、「【デザイン初心者必見】SNSデザインの勉強方法や案件獲得のコツを完全ガイド」でも紹介しています。

SNSデザイナーになりたいならNewCreateへ!

SNSデザイナーになりたいならNewCreateへ!

SNSデザイナーの収入は、雇用形態や経験、スキルの幅によって大きく変わります。

デザインスキルに加えてマネジメントやディレクション、マーケティングの知識まで身につけることで、年収1000万円という目標も決して非現実的ではありません。

独学で遠回りするより、実践的なカリキュラムと伴走してくれる環境を選んだほうが、成果に近づくスピードは確実に上がります。「何から始めればいいかわからない」という方は、まず無料の個別相談でカリキュラムや学び方を相談してみるのがおすすめです。

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フリーランス育成スクール「New Create」が運営する公式メディア編集部。 第一線で活躍する現役デザイナー・講師陣の知見をもとに、未経験から“稼げるデザイナー”になるためのリアルな情報を発信しています。 単なるデザインスキルの解説にとどまらず、案件を獲得するための「営業力」や、今後の時代に必須となる「AIツールの活用法」など、現場で本当に役立つ実践的なノウハウをお届け。 「何から始めればいいか分からない」というあなたの第一歩を全力でサポートします。